僕と佐久さんが特別な関係になって、僕は佐久さんに恋人になって欲しいと交際を申し込んだら佐久さんは
「私で良かったら」
 と承諾してくれた。この時の僕の気持ちはとても言葉では表せない。だって、理想とする女性が目の前に現れたのだ。しかも僕に気がある感じで、自然と深い関係になってしまった。男として有頂天にならない方が無理というものだ。正直言うと僕は他の男より性欲が強いと思う。佐久さんという恋人が出来る前は処理に悩んだものだ。綺麗な人や魅力的な人見るとムラムラして勉強にも身が入らなくなってしまったこともある。だから佐久さんという相手が出来てからは勉強にも身が入るようになったんだ。
 だから佐久さんとは毎日してる。大学やバイトから帰って来ると、どちらかの部屋で一緒に過ごす。この前なんか佐久さんは一緒に炬燵に入っていたら、
「暑いわね」
 と言ってカーデガンを脱いだんだ。そうしたらその下に着ていたブラウスが網目模様になっていてしかもノーブラだった。豊かで大きく形の良い胸が目の前にいきなり現れた。
「ず、随分大胆なブラウスですね」
 僕は興奮を抑えずに生唾を呑み込みながら言うと
「少し恥ずかしかったけど、健太くんが喜ぶと思って」
 そんな事を言うんだ。僕は我慢出来ずに、網目のブラウスの上から豊かな胸を弄った。
「喜んでくれた?」
 佐久さんは僕に身を任せて、そんな事を訊く。勿論じゃないか
「当たり前ですよ。もう堪らないです」
 僕は佐久さんの後ろに回って彼女を抱くようにして炬燵に入る。お互いに下半身だけ裸になり、僕は佐久さんの脇の下から手を入れて豊かな胸をブラウスの上から揉みしだく。感触が堪らない。佐久さんも
「もう我慢できなくなっちゃった」
 そう言って僕のモノを掴んで腰を落として来た。
「ああん。凄くいい。健太くんも感じる?」
「勿論ですよ、最高です」
 正直、数は少ないが僕も女の子としたことはあるけど、佐久さんは全く次元が違っていた。物凄く気持ち良いんだ。僕はこれこそが「名器」と言われる女性だと思った。
 お互いに、下半身だけ脱いで炬燵に入りながら交わってるのも考えると、とてもイヤらしい。やがて佐久さんが
「ああもう我慢出来ない。一緒に来て!」
 潤んだ瞳をしてそう言う。僕も我慢の限界に来ていた。
「じゃあ逝きますよ」
「うん。来て!」
 僕は佐久さんの中に大量に放出した。佐久さんも逝ったみたいだった。体が痙攣したからだ。
「健太くん最高。凄く良かったわ」
「佐久さんも凄く良かったです。正直、僕で佐久さんを喜ばせるかどうか不安だったのですが、逝ったみたいなのでホッとしました」
「当たり前じゃない。大好きな健太くんと身も心も一つになってるんですもの」
 佐久さんはそう言って僕に抱きついて来てキスをした。このキスも最高で、キスがこんなに気持ちの良い行為だとは今まで思わなかったんだ。
「シャワー浴びて来るからね。後で入って来てね。お風呂場で続きをしましょう」
 そう言って浴室に消えて行っ佐久さんだが、よくAVなんかでは「中出し」とか言うと男性器が抜けた後に精子が女性黄から漏れて来るシーンがあるが、佐久さんはどうなのだろうか? 自分でも自慰した時に判っているけど、僕は一度の量がとても多い。だから佐久さんも洗うまでに漏れる事は無いのだろうかと思う。そんな事をぼんやりと考えていたら浴室から
「健太く〜ん」
 僕を呼ぶ声がしたので
「行きま〜す」
 と答えて僕も浴室に向かった。そして僕達は二回目をしたのだった。
 そんな風に僕と佐久さんは楽しい日々を過ごしていたある日だった。大学のゼミで一人の同級生に声をかけられたのだ。
「こんにちは。少し良いですか?」
 声のした方を見ると、そこには可憐な感じの子が立っていた。色が白く容貌は白人とのハーフを思わせる感じで目が大きくすらっとした髪の長い子だった。
「はい何でしょう」
「すいません。私、美玲アンダーソンと言います。今度の教授の課題についてなんですが……」
 正直、ゼミで彼女の姿を見る事は初めてだった。ゼミには入ったばかりなのかも知れなかった。
 それが縁で彼女とは話をするようになった。話してみる彼女は聡明で僕よりも色々なことを知っていた。話が面白く大学内では、自然と一緒に居る時間が多くなった。
 家に帰れば佐久さんという恋人が待っていてくれる。学内では可憐なハーフの美玲さんが何時も一緒に居てくれる。僕の毎日は充実していた。
 そんな時、大学の近くのショッピングモールを美玲さんと一緒に歩いていると佐久さんと出会ったのだ。佐久さんは今夜の為に買い物をしていたみたいだった。
「ああ、佐久さん。こっちまで買い物に来るんですね」
 僕は嬉しくなってそんな事を言うと佐久さんは
「まあたまにはね。健太くんに美味しいものでも作ろうかと思ってね。そちらはお友達?」
 そう言って美玲さんを睨んでいる。これは不味い。佐久さんは勘違いしてるかも知れない。彼女とは只の同級生にしか過ぎない。
「ああ、友達というより同じゼミの人です」
 そう言って説明したのだが、何と美玲さんも佐久さんを睨んでいるではないか。これはひと騒動ありそうだと思うのだった。なんて他人事のように言ってはいけない
「山縣さんと同じゼミの美玲アンダーソンです」
 美玲さんの自己紹介をが済んでも同じだった。
 方や二十代前半の妖艶な美人(本人は21歳だと言っていた)。もう一人は僕と同じ歳の可憐なハーフ美女。何だか二人はお互いに腹の中で会話でもしてる感じだった。
 この時僕は情けない事に妖艶な佐久さんも可憐な美玲さんも両方抱きたいと思い始めていた。